エルピクセル株式会社は、胸部X線画像の読影診断を支援する「EIRL Chest Screening」の新モデルを発売しました。この新モデルは、医師が読影の習熟度や利用シーンに応じて感度優先／特異度優先の2つから選択できる機能を追加しました。
「EIRL Chest Screening」は、肺結節や浸潤影などを検出する「EIRL Chest XR」と、胸腔内の計測を行う「EIRL Chest Metry」の2つのソフトウェアを組み合わせた製品です。クリニックから大規模健診施設まで幅広く導入され、医師の読影診断の負担を軽減しています。
胸部X線検査は肺がんの早期発見などに広く利用されていますが、検査の目的や状況によって求められる性能が異なるため、感度優先と特異度優先の選択ができるようにしました。例えば、定期健康診断では特異度優先、有症状の患者対応では感度優先が適しています。
性能向上においては、感度優先モデルでは旧モデルに比べて感度が4.5ポイント向上し68.8%に、特異度優先モデルでは特異度が8.7ポイント向上し99.3%になりました。
エルピクセル株式会社は、医療やライフサイエンス分野での画像解析技術に強みを持ち、AIを活用した診断支援ソフトウェアを開発しています。
引用元）https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000010005.html