RMIT大学の研究チームは、スマートフォンを用いた新しいAIツールを開発し、脳卒中の早期検出に成功しました。このツールは顔の対称性と筋肉の動きを分析し、脳卒中の兆候を検出するもので、研究結果は「Computer Methods and Programs in Biomedicine」に掲載されました。
方法
- 14名の脳卒中患者と11名の健康な被験者の動画を使用。
- AIツールは82%の精度で脳卒中を検出。
結果
- このツールにより、救急隊員は現場で迅速に脳卒中を判断でき、病院に適切な情報を提供することが可能に。
- ただし、臨床検査の代替ではなく、初期判断の補助として利用。
今後の計画
- 研究チームは、このツールをアプリとして開発し、他の脳疾患の検出にも応用する予定。
この研究は、スマートフォンを利用した手軽な脳卒中検出法の可能性を示し、早期治療への貢献が期待されます。