Apple
Vision Pro

目の健康の影響について

空間コンピューティング時代の幕開けを告げる、Apple Vision Proが登場。

眼科医が提唱する「目の健康」への影響とは?

VisionProとは?

空間コンピューター新時代

Vision Proは、visionOSと2,300万ピクセルのディスプレイを搭載し、デジタルコンテンツを現実世界に溶け込ませる体験を提供。空間コンピューティングの新たな時代へと導きます。

空間デジタル化革命

Vision Proは、直感操作でユーザーインターフェイスを根本から一新し、リアルタイムで驚異的な体験を実現。Appleの革新を継承し、コンピューティングの未来を形作ります。

パーソナルデジタル体験

Vision Proは空間コンピューティングをパーソナライズし、デジタルコンテンツを現実に融合。新入力システムでイノベーションを実現し、テクノロジーとの関係を再定義します。

複数の眼科医
で試しました。

現場で活躍する眼科医とApple Vision Proを実際に使用してみました。
Vision Proがどのように日常生活を楽しく変えるかを体験すると共に、専門家として、目の健康について考察しました。

VisionProでできること

Vision Proはただのデバイスではありません。 日常生活や仕事に革命的な変化をもたらす多彩な機能を体験できます。
Vision Proの可能性を最大限に引き出すための主要な機能と活用方法を探ります。

新次元のパーソナルコンピューティング

Apple Vision Proは、日常のデジタル体験を革新し、お気に入りのアプリの使用、特別な瞬間の記録と振り返り、息を呑むような映像コンテンツの楽しみ方、そしてFaceTimeを通じた家族や友人とのつながり方を根本から変えることで、パーソナルコンピューティングに新たな次元をもたらします。Vision Proを装着することで、ユーザーは自分の周囲の世界にデジタルコンテンツを溶け込ませ、まるでそれらが実際に存在しているかのように感じることができます。デジタルとリアルが一体化した新しいインタラクティブな体験が実現します。

革命的なエンターテインメント体験

Apple Vision Proは、映画館のようなエンターテインメント体験をあらゆる場所で実現します。2,300万ピクセルの超高解像度ディスプレイと先進的な空間オーディオシステムにより、ユーザーは自分専用の巨大なスクリーンで映画やテレビ番組、息を呑むような3D動画を楽しむことができます。 Apple Immersive Videosを通じて提供される180度の高解像度録画は、まったく新しい場所へとユーザーを誘います。さらに、Apple Arcadeの100を超えるゲームを、臨場感あふれるオーディオと共に、好きなだけ大きな画面で楽しむことが可能です。

生産性向上の革新的な作業環境

Vision Proは職場や自宅での作業環境を一新します。visionOSの3Dインターフェイスを利用して、アプリをディスプレイの枠を超えて自由に配置することができます。この新しいインターフェイスは、Magic KeyboardやMagic Trackpadとの互換性も備え、驚くほど鮮明な文字表示と、持ち運び可能な広大なプライベート4Kディスプレイを実現します。また、Macのパワフルな機能をVision Proにワイヤレスで組み込むこともできます。ユーザーはこれまでにないレベルの生産性と、デジタルコンテンツに完全に没入できる作業環境を得ることができます。

米国では、VRも利用増加

このグラフは、米国の13歳から17歳のティーンエイジャーがどのデバイスでビデオゲームをプレイしているかを示しています。調査によれば、最も多くのティーンがゲームコンソール(73%)やスマートフォン(70%)でゲームをプレイしています。次いで、デスクトップ/ラップトップコンピュータ(49%)、タブレットコンピュータ(33%)が続き、24%のティーンがVRヘッドセットでプレイしています。

出典先:https://www.pewresearch.org/internet/2024/05/09/teens-and-video-games-today/

人気のスマートグラス

令和6年は、スマートグラスが続々登場し、身近な存在となってきています。

目の健康リスクの可能性

スマートグラスは、空間コンピューティングの世界を広げる革新的なデバイスです。 しかし、長時間の使用や不適切な使用方法は、目の疲れや他の視覚問題を引き起こす可能性があります。

視力低下のリスク

長時間のVisionProの使用は、特に集中して画面を見続けることで、目の疲労や乾燥を引き起こす可能性があります。これは「デジタルアイストレイン」とも呼ばれ、ぼやけた視力、目の疲れ、頭痛などの症状を引き起こすことがあります。近視の進行を促進する可能性も科学的に指摘されています。

視覚的ストレス

VisionProデバイスを含むデジタルデバイスの使用は、視覚的ストレスを引き起こす可能性があります。これは、画面の明るさ、コントラスト、画面上の動きが目に過剰な負担をかけることで起こります。視覚的ストレスは、目の疲れ、焦点調整の問題、時には視覚的な錯覚や不快感を伴うことがあります。

斜視(特に小児)

子供たちが発達段階にある間のVisionProの使用は、斜視の発症に影響を与える可能性があります。画面への過度な近接した作業は、目の協調能力や焦点調整能力に負担をかけ、斜視のリスクを高めることがあります。また、長期間にわたる影響としては、二重視や視力低下を招く可能性が高まります。

黄斑変性のリスク

VisionProデバイスから発す高エネルギー可視光(ブルーライト含む)は、目の奥深くにある黄斑にダメージを与える可能性があります。黄斑は、中心視を担う部分で、その損傷は黄斑変性を引き起こし、中心視が失われることがあります。読書や細かい作業が困難になるなど、日常生活に支障をきたすことがあります。

ドライアイの悪化

VisionProデバイスの使用中は、通常、瞬目回数が減少することが知られています。これにより、目の表面が十分に潤わず、ドライアイが悪化する可能性があります。ドライアイは、目の不快感、赤み、痛み、そして視力に影響を与えることがあります。ドライアイが長期間続くと、角膜の損傷や感染症のリスクも高まります。

調節障害

VisionProのようなディスプレイを長時間使用することで、目の調節機能に障害を起こす可能性があります。調節障害は、目が近くの物体に焦点を合わせる能力が低下する状態で、視力疲労や頭痛の原因となり得ます。特に若い世代で見られることが多い現象で、長時間のスクリーン使用が主な原因とされています。

監修者

泉 直宏

いずみ眼科院長

スマートグラスの技術が提供する没入型の体験は非常に魅力的ですが、これを利用する際には目の健康にも十分な注意を払う必要があります。長時間の使用は視力低下を引き起こすだけでなく、白内障や緑内障のリスクを高める可能性があります。

ブルーライトカット眼鏡の使用、画面の明るさやコントラストの調整、20-20-20のルールを実践して定期的に目を休ませることが大切です。 加えて、スマートグラスを使用することで生じる可能性のある目の問題に早期に対処するためには、定期的な眼科検診が非常に重要です。眼科医は、専門的な検査を通じて初期の兆候を見逃さず、必要に応じて治療を提供できます。

スマートグラスの素晴らしい世界を安全に楽しむためには、これらの健康対策を常に意識し、実践することが重要です。ぜひ健康的な視生活を送りながら、テクノロジーの進歩を楽しんでください。

経歴

略歴

旭川市生まれ
平成13年 旭川医科大学卒、旭川医大病院
平成14年 市立稚内病院眼科医員 、旭川赤十字病院眼科医員
平成15年 旭川医科大学大学院
平成19年 旭川医科大学大学院修了、市立根室病院眼科医員
平成20年 市立根室病院眼科部長
平成22年 北見赤十字病院眼科副部長
平成23年 函館五稜郭病院眼科医長
平成27年 いずみ眼科開設
平成28年 医療法人社団いずみ眼科 理事長就任

資格

医学博士
日本眼科学会専門医
眼科PDT講習会受講修了認定医
ボトックス講習・実技セミナー受講医
水晶体嚢拡張リング(CTR)実施医
ICL(眼内コンタクトレンズ)認定医
身体障害者福祉法指定医
視覚障害者用補装具適合判定医師研修会修了医
日本医師会認定産業医

所属学会

日本眼科医会会員
日本眼科学会会員
日本眼科手術学会会員
日本白内障屈折矯正手術学会会員
ヨーロッパ白内障屈折手術学会
(ESCRS)会員
日本網膜硝子体学会会員
日本涙道・涙液学会会員
日本眼科AI学会会員