米Microsoftと米医療機関の大手Providence、ワシントン大学は、医療向けAI(人工知能)モデル「Prov-GigaPath」を開発したと発表しました。このモデルは、スライドガラス上の腫瘍組織などの標本全体を高解像度のデジタル画像に変換する「全スライド画像(WSI)」に特化しています。Providenceが提供した約17万枚のスライドに含まれる10億以上の病理画像を取得する学習されており、病気の兆候をAIが認識します。これにより、人間の目では判別できない新しい関係性や洞察を明らかにでき、がん分類など26個の評価テストのうち25個で最先端の性能を達成しました。
Microsoftはまた、医療に特化したマルチモーダルAIモデル「LLaVA-Med」を開発しており、Prov-GigaPathと組み合わせることで、マルチモーダルな医療アシスタントの実現を目指しています。