OpenAIとModernaは提携を拡大し、Modernaの従業員にChatGPT Enterpriseへのアクセスを提供することになりました。ChatGPT Enterpriseは、特定の目的に合わせてGPTをカスタマイズして開発できるプラットフォームです。これにより、Modernaの従業員はGPTを使ってデータ分析、ウェブ検索、画像作成など、様々なタスクに活用できます。
この提携のもと、Modernaの社内で2か月の間に750のGPTが作成され、従業員は平均して毎週120回の会話を行いました。ModernaはAIを活用し、法務、研究、製造、商業などのビジネスプロセスを再設計する計画です。
ChatGPT Enterpriseは2023年11月に一般公開され、多くの用途で活用されています。特に薬の開発において、自然言語処理を活用することで大きな可能性が期待されています。しかし、ChatGPTにはデータの更新頻度や予測結果の説明が難しい点などの課題もあります。
また、デジタルヘルス企業もChatGPTを活用しており、会話型AIを提供するHyroはシリーズBで2000万ドルの資金調達を行いました。このように、デジタルヘルス分野でもAIの活用が広がっています。
この提携やChatGPTの活用が、医薬品開発やヘルスケア業界全体におけるAIの進展に寄与することが期待されます。
引用元）
https://www.mobihealthnews.com/news/openai-expands-partnership-moderna-customizable-gpts