レナサイエンスは、糖尿病患者のインスリン投与量を予測するAI「DM-SAiL」の臨床性能試験を開始しました。このAIは、患者の血糖値をもとに必要なインスリンの投与量を高精度で予測するもので、非専門医でも専門医レベルの治療を提供できるようサポートします。
糖尿病治療には、患者ごとに最適なインスリンの種類と量を設定する必要がありますが、専門医が不足している現状では、非専門医がその役割を担うことが多く、負担が大きいのが現状です。「DM-SAiL」はこの問題を解決し、患者のQOL向上に貢献することが期待されています。
現在、東北大学など国内5つの医療機関で臨床試験が進行中で、試験結果をもとに厚生労働省への薬事申請が行われる予定です。このAIが実用化されれば、糖尿病治療の新たな一歩となるでしょう。