株式会社Smart Opinionは、乳がん超音波画像AI診断支援ソフトウェア「スマートオピニオン METIS Eye」の製造販売承認を取得しました。このソフトウェアは、乳がんエコー検査画像を対象に深層学習を活用しており、2024年夏に販売開始を予定しています。
乳がんは日本で急増していますが、特に40代女性の罹患率が高く、早期発見が生存率を大きく左右します。エコー検査は痛みが少なく、高濃度乳腺（デンストブレスト）の検出に優れていますが、検査担当者が慎重によって精度にばらつきが生じることが課題です。
「スマートオピニオン METIS Eye」は、乳がん検診で精密検査が必要かどうかを判断する医療機器プログラムで、精密検査の必要性が疑われる病変を94.4%の感度で検出します。病院との共同研究を基に開発され、医師の読影を補助し、見落とし防止を支援します。
AIの活用により、診断精度を向上させ、施設間や地域間での医療サービスの不備を解消することが期待されています。また、スクリーニング精度の向上により、不必要な精密検査が減少し、医療収益の改善にも留意することが見られます。
Smart Opinionは、医療機関や医師ごとの技術や能力の多様性を患者が見据え、自分に適したサービスを選択できる環境を提供することで、健康先進国の実現に貢献しています。