富士フイルム、医師向け画像診断AI開発支援のクラウドサービス開始

富士フイルムは、医師や研究者が画像診断に用いる人工知能(AI)の開発を支援するクラウドサービス「シナプス・クリエイティブ・スペース」を提供開始します。このサービスは、プログラミングの専門知識がない医師でも容易にAIを開発できるようにすることを目指しています。従来の画像診断分野のAI開発では高度な工学知識が必要でしたが、この新サービスを利用することで、病変部を色分けする「アノテーション」と呼ばれる作業などの開発ハードルが低くなります。富士フイルムは国立がん研究センターと共同で開発した複数の学習モデルを利用でき、専門的なノウハウがなくてもAI技術を実用化できます。22年4月から全国40以上の施設に対して試験的にサービスを提供し、名古屋市立大学との共同研究で脳MRI画像分析による「ハキム病」の診断を支援するAI技術の開発に成功しています。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC015YU0R00C24A4000000/

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